ねんりんピック愛顔のえひめ2023 参加レポート
令和5年10月28日(土)から31日(火)までの4日間、“ねんりんを 重ねた愛顔(えがお) 伊予に咲く”をテーマに、スポーツ交流大会10種目、ふれあいスポーツ交流大会15種目、文化交流大会4種目の合計29種目が、愛媛県内20市町で開催されました。
健康フェアや音楽文化祭、美術展などのイベントも合わせ、のべ53万人を超える方々にご参加いただき、愛顔で愛媛を体感する大会となりました。
大会当日の模様を、一部ですが画像でご紹介します(画像をクリックしてご覧ください)。
愛媛県からは全29種目に118チーム、788名が参加しました(直接申込の俳句を除く)。
№ | 種目 | チーム数 | 人数 | № | 種目 | チーム数 | 人数 |
1 | 卓球 | 5チーム | 39名 | 16 | ソフトバレーボール | 5チーム | 36名 |
2 | テニス | 7チーム | 48名 | 17 | サイクリング | - | 18名 |
3 | ソフトテニス | 3チーム | 20名 | 18 | 太極拳 | 1チーム | 7名 |
4 | ソフトボール | 3チーム | 45名 | 19 | 軟式野球 | 6チーム | 105名 |
5 | ゲートボール | 4チーム | 24名 | 20 | バウンドテニス | 2チーム | 15名 |
6 | ペタンク | 6チーム | 22名 | 21 | スポーツウェルネス吹矢 | 10チーム | 30名 |
7 | ゴルフ | 3チーム | 9名 | 22 | ダンススポーツ | 3チーム | 24名 |
8 | マラソン | - | 12名 | 23 | インディアカ | 5チーム | 25名 |
9 | 弓道 | 3チーム | 23名 | 24 | カローリング | 11チーム | 34名 |
10 | 剣道 | 3チーム | 23名 | 25 | バドミントン | 5チーム | 33名 |
11 | ウォークラリー | 5チーム | 25名 | 26 | 囲碁 | 5チーム | 15名 |
12 | グラウンド・ゴルフ | 5チーム | 29名 | 27 | 将棋 | 5チーム | 15名 |
13 | ラグビーフットボール | 1チーム | 25名 | 28 | 俳句 | 個人が直接申し込み | |
14 | 水泳 | - | 23名 | 29 | 健康マージャン | 6チーム | 24名 |
15 | サッカー | 2チーム | 40名 | 合計(選手・監督のみ) | 788名 |
美術展(入賞)
美術展入賞者
ねんりんピックの福祉・生きがい関連イベントである美術展には、全国から選び抜かれた日本画、洋画、彫刻、工芸、書及び写真の6部門に合計494点が出品されました。本県からは23名の方が出品し、うち10名の方が入賞しました。審査員のコメントとともに、入賞者をご紹介します(敬称略)。
日本画
- 銀賞「託す」米澤 勝惠
細い路地裏に一瞬子供たちの楽しいおしゃべりが聞こえる、色調を抑え子ども達を引き立たせた秀作。
- 銅賞「幽邃」永井 英子
深奥の苔むす情景を緑系岩絵具で丹念に重ねた、力強く深い色調と構成による奥行感にも成功、鑑賞者を引き込む。
洋画
- 厚生労働大臣賞「Landscape-2023」秦 一博
背景の色の美しさとイメージがよく描かれている。逆光の人物との対比による空間の広がりが心地よい。
- 銀賞「コレクターⅣ」川井 一光
緻密な虫の描写が美しい。抜け殻を集める子供を側から見ている大人の気持ちが作品から伝わってくる。
彫刻
- 銀賞「風の盾」小田 久義
素材の良さを活かしつつ、巧みに空間を操っている。開放的で想像力をかき立てられる作品である。
- 銅賞「へそまがり-弐-」相原 誠則
荒く彫られた部分と研磨され輝きを放つ部分との対比。さらに形状に取り入れた「ねじれ」が面白い。
- 最高齢者賞「呼魂」櫛橋 清美(92歳)
曲面を活かした個性的なフォルムを、確かな技術で仕上げている。オレンジと緑の配色も効果的である。
工芸
- 金賞「宇宙の彼方へ」永田 公道
磁土をタタラ板技法で、宇宙空間と時間の流れを表現している。ゆったりと広がりが感じられる作品である。
書
- 長寿開発センター理事長賞「孫逖詩」田中 吴峰
流動する文字の流れと行間の余白は見事。鍛錬された文字造形と線は美しく魅力的であり眩耀さえ感じる。
写真
- 銀賞「Let’s Dance」宮﨑 茂
犬と戯れる人を動きある構成で捉えている。躍動する犬の表情が、画面を引き締めている。
(画像をクリックしてご覧ください)
俳句(入賞)
俳句入賞者
松山市立子規記念博物館にて事前募集句の表彰式と当日句の吟行が行われました。高齢者部門には事前に2,630句(本県は1,121句)が投句され、本県からは9名の方が入賞しました。入賞者の句を紹介します(敬称略)。
選者特選賞
藤原 近子 十薬を吊し昭和の気骨かな
河合 寿子 句に遊ぶ九十四齢桷の花
おはじき 跪き母の爪切る聖夜かな
正賞
板倉肱泉 何時からを夕日と呼ばん麦の秋
窪田 与志子 母の日の母となる子を祝ひけり
きくを 麦を踏む石鎚を見て海をみて
野村 タカ子 水筒に谷川の水みどりの日
宮田 直樹 串鮎の同じ顔して燻さるる
准賞
松尾 博 郭公の泣いていつもとちがふ窓
2024年は鳥取県でねんりんピックが開催されます。
ねんりんピックでは初となる「eスポーツ」や「バウンスボール」も採用となりました。
みなさまのご参加をお待ちいたしております!
全国健康福祉祭 今後の予定
回(年度) | 開催地 | 開催期間 |
第36回(2024年度) | 鳥取県 | 令和6年10月19日(土)~22日(火) |
第37回(2025年度) | 岐阜県 | 令和7年10月18日(土)~21日(火) |
第38回(2026年度) | 埼玉県 | 未定 |